HANAMUKE

日々への手向けにかきます

2019.8.20

梨を切っていて考えていたこと。

昔はフルーツナイフが大好きだった。小さくて子供の手にも持ちやすく洗うのも出すのもお手軽でフルーツを剥くのが自分の仕事だと威張っていた頃。

その時のいつか、再放送の医療ドラマでフルーツナイフで腹を開けるという描写があった。まあ少しトラウマになりました。それから少しして自分が当番だ!という気持ちもなくなり人に剥いてもらう楽しみの方がでかくなった。珈琲は人に淹れてもらうほうが美味しいのと同じように。

最近掃除が好きになった。料理が好きになった。手先でこちょこちょと弄るのが楽しみになった。出先で思わず手に入れた安いフルーツナイフを手に取ることが多くなった。

 

梨を切ってガラスの器に入れた。

梨のフルーツウォーターもつくった。かんたん

 

あまり家族の前で死ぬとか言いたくないけど時々蓋を閉めてたものを我慢できなくなるというかそういう感じでとっとと死にてえな〜って言ってしまう。

ごめんなーわたしを生かすためにたくさん頑張っているのに

 

死にたいな〜とか思うと時々暑い夏に電車を待っていたときを思い出す。切羽詰まって親に意味不明な怪メールを送った。母はすぐに電話をかけてきて大丈夫かと聞いた。ただ気を引きたかっただけなのか暑かったからなのか。

 

愛してやまない作曲家imoutoidのライブ映像が公開された。めちゃくちゃ嬉しい。やっぱりこの人にしか紡げない音なんだと思う。幾つもジャンルを渡ってもやっぱりない。どこまでも清廉で楽しい。芸術。

あとわたしが個人的に参っていた高校の頃くらいに聞きつづけて支えてくれた音だったからめちゃくちゃ心臓に来た。ついでに言うとそれまたその頃に寄りかかってた小説を一緒に読んでまた感極まったりしていた。