HANAMUKE

日々への手向けにかきます

不幸の話

あけましておめでとうございます

がこんなタイトルから始まるのはなんだか変な話のような気がします

健全な精神を手に入れたからこそこういったナイーブな話ができると思うのでしてみます

 

幼少期私は幸福であったような気がします。特に幸せや不幸せを感じにくかったです。よく泣きよく笑いよく変なことをした子供だったように感じます。そして無条件に人を嫌ってはいけないと強く思っていました。能天気と評されたこともありました。真面目でした。

中学校に入ると身の回りの人々と接するうち自分の表と裏の革を挟んだところに濁流が流れ込み違和感に苛まれました。たぶん中学生あるある。

不器用であり真面目であったので正義感でコミュニティの中からあぶれたひとを馬鹿にするのは辞めなさいと泣きながら注意したこともありました。スクールカーストが高い人々でした。

他人から否定されるのは地味な嫌がらせでも辛かったし友人には助ける気がないこともわかった時もありました。

どんどん自分と自分が離れていっ他感覚がありました。本当はどこへ向かいたくて本当の自分が表の自分からは全く見えなくなっていました。よく本当の自分がわからないと言って泣いていました。よくあるなあ。

でもそれから人間がどんどん信じれなくなりました。疑い続けて自分すらも信じれず誰をも拒否しました。家族とも関わらず息を潜め生きました。

そこは暗黒時代のような感じでした。全てから逃げたかったように思います。

逃げるなと言われるのが一等嫌いでした。

 

それから10年ひたすら自分を否定し続けて自分を守って生きてきて最近ようやく人の手を借りて幸福ってこんなものだったっけと光指す水面を眺めているような感じです。

でもまた不幸になりたくなっています。なんでだろうあんまりよくわからないけど少し幸福でいるのは怖い気がします。幸福は底しれなくてこれは絶望と仕組みが似ている感じがします。底がないかわりに天井がない。たぶん気持ちが良いです。でもなんでか知りませんが不幸を思い出して取り戻してわざと不幸を得ようとしてしまいます。説明しておくとこの私は幸福です。